要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術

書評

超凡人のためのビジネス書籍

世の中、様々なビジネス書籍があります。

その多くの著者は、バリバリ仕事の出来る、一流大学卒の超エリート企業に勤める方々が書かれている場合が多いです。

しかし、本書の著者は要領が悪く仕事にコンプレックスを抱え、それを乗り越えてきた会社員です。

私も、お恥ずかしながら非常に不器用な性格で、仕事に対してコンプレックスを抱えているので、

とても共感しながら本書を読み進めることができました。

「段取り」、「ケアレスミス、物忘れが多い」、「メンタルが弱い」、「コミュニケーションが苦手」

などなど、自分にはいろいろと思い当たるものばかりでした。

自分の場合で、多い失敗例は言われたことを勘違いして受け取ってしまうことが多いです。

この問題に対して、本書では「これ」、「それ」、「あれ」、「どれ」のこそあど言葉使った指示に対して、

「それ」とは何か、「あれ」とは何かを具体的な言葉に変換して、相手に確認することを推奨していました。

自分は「しつこく聞き返したら、嫌な顔されるんじゃないか」という、聞き返すことに恐れをよく持つことがあり、

なかなか、以前は聞き返すことを躊躇することが多々ありましたが、この方法を使うことによって、

かなりミスを減らすことが出来ました。

段取りについても、本書では手順書を作成することをお勧めしており、

私も本書を参考にして手順書を作成していました。

例えば、私は技術系職種なので、装置の操作の手順書を作成することがありました。

実際に機械を操作する際に、「このボタンを押す」、「このアイコンをクリックする」など、

細かく作業内容を明記することで、操作ミスを無くし、スムーズに装置を操作することができます。

逆に、わかるだろうと手順を省いてしまうと、手順を忘れたときに思わぬミスを生む可能性があります。

私がそうでした💦

しっかりとした手順書の作成は非常に有効だということが、わかりました。

「こんなの当たり前じゃん」と、思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

人間は思わぬミスをする生き物です。

うっかりミスを減らすためのノウハウが詰め込まれており、

是非要領に自信がある方も、ミスを限りなくゼロに近づけることが出来るようになります。

また、仕事を覚えたてで苦労している新入社員の方にも、是非読んでいただきたい本となっており、

多くのビジネスパーソンにお勧めの一冊となっています。

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