謀略と戦争をしかけ戦争をしかけ、敗北するアメリカ

書評

カナダ人ニュース やまたつさんの第3作目著書

カナダ在住で、主にアメリカ・カナダの社会情勢をわかりやすく伝えくれるYouTuberのやまたつさんの第3作の著書をご紹介します。

この本が、発刊されたのが2023年冬、バイデン政権末期の頃でした。

当時の米軍では、政権が推し進める左翼政策(LGBT、脱炭素環境政策など)によって弱体化が進みました。

具体的に言うと兵士を能力で採用するのではなく、人種や性別、性的趣向で採用するというめちゃくちゃなものでした。

その詳細が、本書で生々しく描かれています。

その一部を引用すると、

ジャーナリストのジョーダン・シャヒテルは2023年2月1日付の国防総省衛生局の34ページの内部文書を列挙していきますが、念のため言及しておくと、これから各内容は、”軍隊”の話です。世界最強の軍隊の話です。あと、税金でまかなわれています。

  • 発声セラピー
  • 性転換ホルモン治療
  • 医療レーザー脱毛
  • 顔面整形手術
  • 身体整形手術
  • 胸切除手術
  • 〇器除去手術
  • 心理カウンセリング

これが、日本の自衛隊に導入されたら…、ゾッとしますよね…。

そして、その弱体化した米軍が世界各地の駐留地域で大失態を冒しています。

  • アフガニスタンの破局的な撤退
  • 東アジア地域での中国共産党の台頭
  • 中東における影響力の低下

などなど、世界での影響力が低下しています。

日本にとっても、特にアメリカの影響力低下による中国共産党の台頭は非常に脅威です。

本書では台湾侵攻について、軍・諜報機関のトップの声明より、

三つの時期説が書かれています。

①CIA長官:2027年説

②アメリカ空軍司令官:2025年説

➂元インド・太平洋軍司令官:2027年説

ただただ起こらないことを祈るばかりです。

また、本書では前政権のバイデン政権が推し進めた、

脱炭素政策によって、より中国依存を進めていると指摘しています。

特に、電気自動車の推進は、中国が多くのシェアを握るレアアースに依存することになります。

「ニューヨークタイムズ」は「電気自動車は大きなバッテリーがあるため、ガソリン車の6倍のレアアースを必要とする。それらの鉱物は中国がほとんど支配しているため誰に、いくらで渡すか決めることができる」と、電気自動車の心臓部を中国に握られていることを指摘しています。

本文より引用

現在、トランプ政権が脱炭素政策を見直しているのは、このような中国の台頭を抑え込み、

中国依存の脱却を狙っているのです。

これからのトランプ大統領の政策に目が離せません。

↓こちらも併せて読むと、よりアメリカの情勢について理解が深まります。

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